関門 Diary

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田中絹代ぶんか館

田中絹代ぶんか館は唐戸地区にありますが、市場などとは徒歩15分くらい離れています。

1Fは「ぶるさと文学館」で、下関にゆかりのある文学者の資料、2Fは「田中絹代記念館」として愛用品の展示などがされています。

この建物は大正13年に建てられたのですが、老朽化のために1993年に取り壊しが決定していました。ところが、貴重な建築遺産であるとして、市民の間で取り壊しに反対する声が高まり、1999年に保存が決定しました。地元出身・在住の直木賞作家である故・古川薫が初代館長です。

唐戸地区周辺には旧下関英国領事館や秋田商会ビルなど、大正モダンを漂わせた建物が多く残っています。田中絹代ぶんか館のお隣も、旧宮崎商館(現在は病院として使用)という洋館です。

建築に興味のある方には、楽しめる地域になっているので、ぜひ街歩きを楽しんでみてください。

田中絹代ぶんか館

山口県下関市田中町5番7号

TEL 083-250-7666

開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで)

観覧無料

定休日 火曜日、水曜日(祝日の場合はその翌日)

下関市立近代先人顕彰館 田中絹代ぶんか館