人類学ミュージアムの企画展「-真夏の知的大冒険-もうひとつの土井ヶ浜」
土井ヶ浜遺跡は1930年に神玉小学校の教諭だった河野英男氏が、砂丘の中に6体の人骨が入った石棺が露出しているのを発見しました。それを皮切りに発掘が行われました。
その後、神玉中学校の教諭だった衛藤寿一氏が砂丘で収集した人骨や土器の破片を九州大学医学部に届けたことを契機に、1953年に九州大学医学部教授であった金関丈夫氏を中心とした日本学術会議・日本考古学協会の協力のもとで、本格的な発掘調査が5年間にわたって行われました。その成果により、1962年に砂丘の一部が「史跡土井ヶ浜遺跡」に指定されました。
今回の企画展では、土井ヶ浜遺跡周辺で行われた発掘調査の成果をもとに、弥生時代以降の土井ヶ浜の知られざる歴史を紹介します。
8月29日まで開催です。
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム