人類学ミュージアムの企画展「伝・三浦按針墓出土人骨とウィリアム・アダムス」
三浦按針(ウィリアム・アダムス)はイングランド人の航海士で、1600年に日本に漂着しました。
1600年といえば、日本では関ヶ原の戦いの起こった年ですが、その半年前に漂着したのです。
当時、日本での外国人といえば宣教師だったわけですが、彼らはオランダ人やイングランド人を敵対視していたため、処刑を求めていました。しかし、アダムスたちに会った家康は彼を気に入り、処刑することはありませんでした。
それどころか、領地を与えるなど、武士としての身分に取り立てたのです。その後、日本で過ごし、長崎県の平戸で死去しました。
平戸には三浦按針の墓と伝えられている場所があり、2017年に発掘したところ、人骨の入った壺が見つかりました。その骨の形質やDNAの調査結果を紹介する企画展です。
5月29日まで開催中です。
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム